プロ仕様 YouTuber向けPCと普通の違いは何?

目次

YouTuber向けPCに求められる性能とは

YouTuber向けPCに求められる性能とは

動画編集とエンコードが最優先される理由

YouTuber向けPCと一般的なPCの最も大きな違いは、動画編集とエンコード処理に特化した構成になっている点です。

普通のPCが文書作成やウェブ閲覧を快適にこなせれば十分なのに対し、YouTuber向けPCは4K以上の高解像度動画を扱い、複数のエフェクトやカラーグレーディングを施し、最終的に視聴者が見やすい形式へ書き出すという重い処理を日常的に行う必要があります。

私がこれまで多くのクリエイターのPC構成を見てきた経験から言えるのは、動画編集の快適さはCPUの多コア性能とメモリ容量、そしてストレージの速度に直結するということです。

例えば10分の4K動画を編集する場合、プレビュー再生だけでも相当な負荷がかかりますし、エフェクトを重ねるたびにタイムラインがカクつくようでは作業効率が著しく低下してしまいますよね。

グラフィックボードの役割が異なる

ゲーミングPCではグラフィックボードがゲームの描画性能を左右する主役ですが、YouTuber向けPCではグラフィックボードは動画編集ソフトのGPUアクセラレーションやエンコード支援、そしてサムネイル制作時のグラフィック処理を担当します。

GeForce RTX 50シリーズに搭載されたNVENCエンコーダーは、CPUに負荷をかけずに高速なH.264やH.265エンコードを実現するため、動画の書き出し時間を大幅に短縮できます。

特にAdobe Premiere ProやDaVinci Resolveといったプロ向け編集ソフトは、CUDAコアやTensorコアを活用したAI機能を搭載しており、自動カラーマッチングやノイズ除去、被写体追跡などの処理でグラフィックボードの性能が効いてきます。

GeForce RTX 5070TiやRTX 5070は、DLSS 4やニューラルシェーダに対応しているため、AI処理を多用する編集作業では予想以上のパフォーマンスを発揮することが分かっています。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48494 101772 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 32021 77948 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 30030 66654 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 29954 73308 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27053 68819 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26399 60143 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 21861 56710 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 19839 50402 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16494 39309 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 15930 38139 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15792 37916 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14580 34864 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13688 30810 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13149 32309 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10778 31692 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10608 28539 115W 公式 価格

メモリとストレージの要求水準が段違い

普通のPCなら16GBのメモリで十分ですが、YouTuber向けPCでは最低32GB、できれば64GB以上のメモリを搭載すべきでしょう。

4K動画のタイムラインを開くだけで数GBのメモリを消費しますし、After EffectsやPhotoshopを同時に起動してサムネイルを作成する場合、メモリ不足はすぐに作業の停滞を招きます。

ストレージについても、動画素材は1本あたり数十GBから100GBを超えることも珍しくないため、容量だけでなく読み書き速度が重要になってきます。

PCIe Gen.4 SSDの2TBモデルを起動ドライブとし、さらに作業用に4TBのGen.4 SSDを追加する構成が、現在のYouTuber向けPCでは標準的といえます。

Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の読込速度を実現しますが、発熱が非常に高く価格も高額なため、コストパフォーマンスを考えるとGen.4で十分に快適な編集環境を構築できます。

CPUの選び方で編集速度が決まる

CPUの選び方で編集速度が決まる

マルチコア性能こそが編集の要

動画編集において最も重要なのは、CPUのマルチコア性能です。

タイムラインのプレビュー生成、エフェクトのレンダリング、最終的なエンコード処理、これらすべてが複数のコアを同時に使用するため、コア数とスレッド数が多いほど快適に作業できます。

Intel系ならCore Ultra 7 265KまたはCore Ultra 9 285Kが、AMD系ならRyzen 7 9700XやRyzen 9 9950Xが動画編集に適した選択肢になります。

特にRyzen 7 9800X3Dは3D V-Cacheを搭載しており、大容量のキャッシュがタイムライン処理やエフェクト適用時のデータアクセスを高速化するため、体感速度の向上を実感できるはずです。

シングルコア性能も無視できない

それでも「マルチコアだけ見ればいい」とは言えません。

動画編集ソフトの一部機能、特にプレビュー再生やUI操作のレスポンスはシングルコア性能に依存する部分があるからです。

Core Ultra 7 265Kは最新アーキテクチャ「Lion Cove」と「Skymont」のチップレット構成により、シングルコア性能とマルチコア性能のバランスが取れており、編集中のストレスを感じにくい設計になっています。

Ryzen 9000シリーズもZen5アーキテクチャの採用でシングルコア性能が向上しており、特にRyzen 7 9700Xはコストパフォーマンスに優れているため、予算を抑えつつ高性能な編集環境を構築したい方におすすめです。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58B

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58B
【ZEFT Z58B スペック】
CPUIntel Core i7 14700F 20コア/28スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.10GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H6 Flow White
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58B

パソコンショップSEVEN SR-u7-6160K/S9

パソコンショップSEVEN SR-u7-6160K/S9
【SR-u7-6160K/S9 スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-u7-6160K/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AG

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AG
【ZEFT Z56AG スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H6 Flow White
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AG

パソコンショップSEVEN ZEFT Z52AF

パソコンショップSEVEN ZEFT Z52AF
【ZEFT Z52AF スペック】
CPUIntel Core i7 14700F 20コア/28スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.10GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z52AF

エンコード時間を左右するコア数

動画の書き出し時間は、YouTuberにとって死活問題。

1本の動画を書き出すのに1時間も2時間もかかっていては、複数の動画を同時進行で制作することが難しくなってしまいますよね。

エンコード処理はCPUの全コアをフル稼働させるため、コア数が多いほど書き出し時間が短縮されます。

例えばCore Ultra 9 285Kは24コア(Pコア8+Eコア16)を搭載しており、4K動画のH.265エンコードを驚くほど高速に処理できます。

Ryzen 9 9950X3Dも16コア32スレッドという強力な構成で、長時間の動画でも安定したエンコード速度を維持できるのは驚きのひとことです。

グラフィックボードの選定基準

グラフィックボードの選定基準

NVENCエンコーダーの威力

GeForce RTX 50シリーズに搭載されたNVENCエンコーダーは、CPUを使わずにハードウェアレベルでH.264やH.265のエンコードを行うため、書き出し時間を劇的に短縮します。

特にAdobe Premiere ProやDaVinci Resolveは、NVENCを活用したGPUエンコードに対応しており、CPUエンコードと比較して2倍から3倍の速度で書き出しが完了することもあります。

GeForce RTX 5070TiやRTX 5070は、GDDR7メモリと第4世代RTコア、第5世代Tensorコアを搭載し、AI処理やレイトレーシング性能が大幅に向上しているため、動画編集だけでなくサムネイル制作やモーショングラフィックスの作成でも高いパフォーマンスを発揮します。

VRAMの容量が編集の快適さを左右する

動画編集では、タイムライン上に配置した素材やエフェクトのプレビューデータがVRAMに展開されるため、VRAM容量が多いほど快適に作業できます。

4K動画を扱う場合、最低でも12GB、できれば16GB以上のVRAMを持つグラフィックボードを選びたいところです。

GeForce RTX 5070Tiは16GBのGDDR7メモリを搭載しており、複数の4Kタイムラインを同時に開いても余裕があります。

GeForce RTX 5080は24GBのVRAMを持つため、8K動画の編集や3DCGとの合成作業を行う場合には、この大容量VRAMが心強い味方になるでしょう。


RadeonとGeForceの使い分け

Radeon RX 90シリーズも動画編集に使えますが、Adobe製品やDaVinci ResolveのGPUアクセラレーションはGeForceに最適化されている部分が多く、NVENCエンコーダーの存在も含めて、YouTuber向けPCではGeForce RTX 50シリーズを選ぶのが無難です。

ただしRadeon RX 9070XTやRX 9070は、FSR 4という機械学習ベースのアップスケーリング技術を搭載しており、将来的に動画編集ソフトがこの技術に対応すれば、新たな選択肢として浮上する可能性があります。

現時点では、GeForce RTX 5070TiまたはRTX 5070を選んでおけば、動画編集における不満はほとんど感じないでしょう。

メモリとストレージの最適構成

メモリとストレージの最適構成

32GBでは足りないケースも

動画編集では、メモリ容量が作業効率に直結します。

4K動画のタイムラインを開くと、プレビューデータやエフェクトのキャッシュがメモリに展開されるため、32GBでも不足する場合があります。

特にAfter Effectsで複雑なモーショングラフィックスを作成したり、Photoshopで高解像度のサムネイルを編集したりする場合、64GBのメモリを搭載しておけば、複数のアプリケーションを同時起動しても快適に作業できるはずです。

DDR5-5600が現在の主流規格であり、Micron(Crucial)やGSkill、Samsungといった信頼性の高いメーカーのメモリを選ぶことで、長期間安定した動作が期待できます。

BTOパソコンを購入する際は、メモリメーカーを指定できるショップを選ぶと、後々のトラブルを避けられます。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XK

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XK
【ZEFT Z55XK スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XK

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56C

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56C
【ZEFT Z56C スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56C

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54A

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54A
【ZEFT Z54A スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54A

パソコンショップSEVEN SR-ii7-7660A/S9

パソコンショップSEVEN SR-ii7-7660A/S9
【SR-ii7-7660A/S9 スペック】
CPUIntel Core i7 14700K 20コア/28スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7300Gbps/6800Gbps Crucial製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット500W 80Plus STANDARD認証 電源ユニット (Thermaltake製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ii7-7660A/S9

ストレージは速度と容量の両立が必須

動画素材は容量が大きいため、ストレージの速度と容量の両方が重要になってきます。

起動ドライブには1TBまたは2TBのPCIe Gen.4 SSDを使用し、作業用ドライブとして2TBまたは4TBのGen.4 SSDを追加する構成が、現在のYouTuber向けPCでは一般的です。

WD(WESTERN DIGITAL)やCrucial、キオクシアといった人気メーカーのSSDは、読み書き速度が安定しており、長時間の動画編集でもパフォーマンスが低下しにくい特徴があります。

特にWDのBlackシリーズやCrucialのP5 Plusは、動画編集における高速な連続書き込みに強く、素材の読み込みや書き出しがスムーズに進みます。

バックアップ用ストレージの重要性

動画素材やプロジェクトファイルは、一度失うと取り返しがつきません。

そのため、バックアップ用のストレージを用意しておくことが絶対に必要です。

外付けSSDやNAS(ネットワークストレージ)を活用して、定期的にバックアップを取る習慣をつけましょう。

クラウドストレージも選択肢の一つですが、動画ファイルは容量が大きいため、アップロードに時間がかかりますし、月額料金も高額になりがちです。

ローカルのバックアップ環境を整えた上で、重要なプロジェクトだけクラウドに保存するという使い分けが現実的でしょう。

冷却システムの重要性

冷却システムの重要性

長時間のエンコードで発熱が問題に

動画のエンコード処理は、CPUとグラフィックボードをフル稼働させるため、発熱が大きな問題になります。

特に夏場の長時間エンコードでは、冷却が不十分だとサーマルスロットリングが発生し、処理速度が低下してしまいますよね。

Core Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、旧モデルよりも発熱が抑制されていますが、それでも高負荷時には適切な冷却が必要です。

空冷CPUクーラーなら、DEEPCOOLやサイズ、Noctuaといった信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことで、静音性と冷却性能を両立できます。

水冷クーラーの選択肢

冷却性能を最優先するなら、水冷CPUクーラーも有力な選択肢です。

DEEPCOOLやCorsair、NZXTの簡易水冷クーラーは、240mmや280mm、360mmのラジエーターを搭載しており、高負荷時でもCPU温度を低く保てます。

ただし水冷クーラーは、ポンプの動作音やラジエーターファンの音が気になる場合もあるため、静音性を重視するなら大型の空冷クーラーを選ぶ方が良いかもしれません。

編集作業中は集中したいので、冷却性能だけでなく静音性も考慮して選びましょう。

ケースのエアフローも見逃せない

CPUクーラーやグラフィックボードの冷却だけでなく、ケース全体のエアフローも重要です。

2面または3面が強化ガラス製のピラーレスケースは見た目が美しいですが、エアフローが制限される場合もあるため、吸気と排気のバランスを考えた構成にする必要があります。

NZXTやLian Li、Antecのピラーレスケースは、デザイン性とエアフローを両立した設計になっており、YouTuber向けPCにも適しています。

また、Fractal DesignやCorsairの木製パネルケースは、高級感があり配信映えするため、部屋の雰囲気にこだわる方にもおすすめです。


BTOパソコンとカスタマイズのポイント

BTOパソコンとカスタマイズのポイント

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE

パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE
【ZEFT R60IE スペック】
CPUAMD Ryzen5 9600 6コア/12スレッド 5.20GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE

パソコンショップSEVEN ZEFT R60YG

パソコンショップSEVEN ZEFT R60YG
【ZEFT R60YG スペック】
CPUAMD Ryzen5 8500G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60YG

パソコンショップSEVEN ZEFT R60YF

パソコンショップSEVEN ZEFT R60YF
【ZEFT R60YF スペック】
CPUAMD Ryzen5 8500G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60YF

パソコンショップSEVEN ZEFT R59BA

パソコンショップSEVEN ZEFT R59BA
【ZEFT R59BA スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R59BA

BTOパソコンのメリット

YouTuber向けPCを構築する際、自作PCとBTOパソコンのどちらを選ぶかは悩ましいところ。

BTOパソコンは、パーツの相性問題を気にせず、保証も充実しているため、初めて高性能PCを購入する方には安心です。

特にメモリやストレージ、CPUクーラー、ケースなどを人気メーカーから選べるBTOショップを利用すれば、自分の用途に合わせた最適な構成を組むことができます。

例えばメモリはMicron(Crucial)、ストレージはWD、CPUクーラーはDEEPCOOL、ケースはNZXTといった具合に、信頼性の高いメーカーを指定できるショップを選ぶと良いでしょう。

カスタマイズで重視すべきポイント

BTOパソコンをカスタマイズする際、最も重視すべきはCPUとメモリ、そしてストレージの構成です。

グラフィックボードも重要ですが、動画編集ではCPUの性能が全体の快適さを左右するため、予算が限られている場合はCPUに投資した方が満足度が高くなります。

メモリは32GBを最低ラインとし、予算に余裕があれば64GBにアップグレードしましょう。

ストレージは起動ドライブに1TB以上のGen.4 SSD、作業用ドライブに2TB以上のGen.4 SSDを追加する構成が理想的です。

電源ユニットの容量も忘れずに

高性能なCPUとグラフィックボードを搭載すると、消費電力も増加します。

電源ユニットの容量が不足していると、高負荷時にシステムが不安定になったり、最悪の場合シャットダウンしたりするかもしれません。

GeForce RTX 5070TiとCore Ultra 9 285Kを搭載する場合、最低でも850W、できれば1000Wの電源ユニットを選ぶと安心です。

80 PLUS GoldまたはPlatinum認証を取得した高効率な電源ユニットを選べば、電気代の節約にもつながります。

実際の構成例と予算感

実際の構成例と予算感

エントリーモデルの構成

予算を抑えつつ、YouTuber向けPCとして十分な性能を持つエントリーモデルの構成は以下の通りです。

パーツ 構成
CPU Ryzen 7 9700X
グラフィックボード GeForce RTX 5060Ti
メモリ DDR5-5600 32GB
ストレージ Gen.4 SSD 1TB(起動)+ Gen.4 SSD 2TB(作業用)
CPUクーラー 空冷(DEEPCOOL製)
電源 750W 80 PLUS Gold
ケース スタンダードケース(DEEPCOOL製)

この構成なら、フルHDから4K動画の編集まで快適にこなせますし、エンコード時間も実用的な範囲に収まります。
予算は20万円前後を見込んでおけば、BTOパソコンとして購入できるでしょう。

ミドルレンジモデルの構成

より快適な編集環境を求めるなら、ミドルレンジモデルがおすすめです。

パーツ 構成
CPU Core Ultra 7 265K
グラフィックボード GeForce RTX 5070Ti
メモリ DDR5-5600 64GB
ストレージ Gen.4 SSD 2TB(起動)+ Gen.4 SSD 4TB(作業用)
CPUクーラー 簡易水冷280mm(DEEPCOOL製)
電源 850W 80 PLUS Gold
ケース ピラーレスケース(NZXT製)

この構成なら、4K動画の編集はもちろん、8K素材の取り扱いや複雑なエフェクト処理もストレスなく行えます。
予算は30万円から35万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

ハイエンドモデルの構成

プロレベルの編集環境を構築するなら、ハイエンドモデルが必要です。

パーツ 構成
CPU Ryzen 9 9950X3D
グラフィックボード GeForce RTX 5080
メモリ DDR5-5600 128GB
ストレージ Gen.4 SSD 2TB(起動)+ Gen.4 SSD 8TB(作業用)
CPUクーラー 簡易水冷360mm(Corsair製)
電源 1000W 80 PLUS Platinum
ケース 木製パネルケース(Fractal Design製)

この構成なら、8K動画の編集や3DCGとの合成、複数のプロジェクトを同時進行しても余裕があります。
予算は50万円以上を見込む必要がありますが、極上の編集体験を楽しみたいなら、これ一択。

普通のPCとの決定的な違い

普通のPCとの決定的な違い

処理速度の差が作業効率を左右する

普通のPCとYouTuber向けPCの最も大きな違いは、処理速度です。

普通のPCでも動画編集ソフトは起動できますが、4K動画のプレビュー再生がカクついたり、エフェクトを適用するたびに待たされたり、エンコードに何時間もかかったりと、ストレスが溜まる場面が多くなってしまいますよね。

YouTuber向けPCは、これらの処理を高速にこなすために、CPUのマルチコア性能、大容量メモリ、高速ストレージ、そしてGPUアクセラレーションに対応したグラフィックボードを搭載しているため、作業効率が段違いです。

1本の動画を完成させるまでの時間が半分になれば、その分だけ多くのコンテンツを制作できますし、クオリティを高めるための時間も確保できます。

拡張性と将来性

YouTuber向けPCは、将来的なアップグレードを見越した構成になっていることが多いです。

メモリスロットに余裕があれば、後から容量を増やせますし、ストレージも追加できます。

グラフィックボードも、より高性能なモデルに交換することで、さらなる性能向上が期待できます。

普通のPCは、購入時の構成で完結していることが多く、後からのアップグレードが難しい場合もあります。

YouTuber向けPCは、長期間使い続けることを前提に設計されているため、初期投資は高くなりますが、トータルコストで考えると合理的な選択といえるでしょう。

安定性と信頼性

動画編集は長時間の作業になることが多く、途中でシステムがフリーズしたりクラッシュしたりすると、それまでの作業が無駄になってしまいます。

YouTuber向けPCは、高負荷に耐えられる電源ユニットや冷却システム、信頼性の高いメモリやストレージを使用しているため、安定した動作が期待できます。

普通のPCは、コストを抑えるために安価なパーツが使われていることもあり、長時間の高負荷作業では不安定になる可能性があります。

動画編集を本格的に行うなら、安定性と信頼性を重視したYouTuber向けPCを選ぶべきでしょう。

編集ソフトとの相性

編集ソフトとの相性

Adobe Premiere ProとDaVinci Resolve

YouTuberに人気の動画編集ソフトは、Adobe Premiere ProとDaVinci Resolveです。

どちらもGPUアクセラレーションに対応しており、GeForce RTX 50シリーズのCUDAコアやTensorコアを活用することで、エフェクト処理やカラーグレーディングが高速化されます。

Premiere Proは、NVENCエンコーダーを使った高速書き出しに対応しており、GeForce RTX 5070TiやRTX 5070を搭載していれば、4K動画の書き出しが驚くほど短時間で完了します。

DaVinci Resolveは、カラーグレーディングやVFX処理でGPU性能を最大限に活用するため、VRAM容量が多いグラフィックボードを選ぶと快適です。

Final Cut ProとMacの選択肢

Macユーザーの中には、Final Cut Proを使っている方もいるのではないでしょうか。

Final Cut ProはApple Siliconに最適化されており、M3 MaxやM4 Maxを搭載したMacBook ProやMac Studioなら、快適な編集環境が構築できます。

ただしMacは、パーツのカスタマイズや後からのアップグレードが難しいため、購入時に最大構成を選ぶ必要があります。

WindowsベースのYouTuber向けPCなら、パーツの交換や追加が容易なため、長期的な視点で考えると柔軟性が高いといえます。

その他の編集ソフト

PowerDirectorやFilmoraといった初心者向けの編集ソフトも、GPUアクセラレーションに対応しています。

これらのソフトは、Premiere ProやDaVinci Resolveほど高性能なPCを必要としませんが、それでもCore Ultra 5 235やRyzen 5 9600、GeForce RTX 5060Tiといったミドルレンジの構成があれば、快適に編集できます。

編集ソフトの選択は、自分のスキルレベルや制作したいコンテンツの内容によって変わりますが、どのソフトを使う場合でも、YouTuber向けPCの性能があれば不満を感じることはないでしょう。

配信用PCとしての活用

配信用PCとしての活用

ライブ配信にも対応できる性能

YouTuber向けPCは、動画編集だけでなくライブ配信にも対応できる性能を持っています。

OBS StudioやXSplitといった配信ソフトは、CPUエンコードとGPUエンコードの両方に対応しており、GeForce RTX 50シリーズのNVENCエンコーダーを使えば、高画質な配信を低遅延で行えます。

特にゲーム実況配信を行う場合、ゲームの描画とエンコード処理を同時に行うため、CPUとグラフィックボードの両方に高い性能が求められます。

Core Ultra 7 265KやRyzen 7 9800X3DとGeForce RTX 5070Tiの組み合わせなら、4K配信も余裕でこなせるはずです。

マルチタスク性能が配信の質を高める

ライブ配信中は、配信ソフトだけでなく、チャット管理ツールやブラウザ、音声ミキサーなど複数のアプリケーションを同時に起動することが当たり前になっています。

64GBのメモリを搭載していれば、これらのアプリケーションを同時に動かしても、システムが重くなることはありません。

配信中にトラブルが発生すると視聴者に迷惑をかけてしまうため、安定性と信頼性が重要です。

YouTuber向けPCは、長時間の高負荷に耐えられる設計になっているため、配信用PCとしても最適といえます。

配信と編集を同時に行う場合

配信のアーカイブを後から編集してYouTubeにアップロードする場合、配信と編集の両方に対応できるPCが必要です。

配信中に録画した素材は、そのまま編集ソフトに取り込んで編集できるため、作業効率が大幅に向上します。

ただし配信と編集を同時に行う場合、ストレージの読み書き速度が重要になってきます。

配信中の録画データをリアルタイムで書き込みながら、別のプロジェクトを編集するには、複数の高速SSDを搭載しておく必要があります。

起動ドライブ、作業用ドライブ、録画用ドライブという3つのSSDを用意しておけば、配信と編集を並行して行っても快適です。

サムネイル制作とグラフィック処理

サムネイル制作とグラフィック処理

PhotoshopとIllustratorの活用

YouTubeで視聴者の目を引くには、魅力的なサムネイルが欠かせません。

PhotoshopやIllustratorを使ってサムネイルを制作する場合、グラフィックボードの性能が作業効率に影響します。

特にPhotoshopは、フィルター処理やレイヤー合成でGPUアクセラレーションを活用するため、GeForce RTX 50シリーズのCUDAコアが効果を発揮します。

高解像度の画像を扱う場合、メモリ容量も重要です。

32GBのメモリがあれば、複数のPhotoshopファイルを同時に開いても余裕がありますし、動画編集ソフトと並行して作業することもできます。

Canvaやオンラインツールの利用

最近では、CanvaやFigmaといったオンラインツールでサムネイルを制作する方も増えています。

これらのツールはブラウザ上で動作するため、高性能なグラフィックボードは必須ではありませんが、複雑なデザインを扱う場合は、やはりCPUとメモリの性能が重要になってきます。

YouTuber向けPCなら、オンラインツールでも快適に作業できますし、必要に応じてPhotoshopやIllustratorに切り替えることもできます。

柔軟な作業環境を構築できるのは、高性能PCならではの強みです。

モーショングラフィックスとAfter Effects

サムネイルだけでなく、動画内のテロップやトランジション、オープニング映像などにモーショングラフィックスを取り入れる場合、After Effectsが必要になります。

After Effectsは、非常に重い処理を行うため、CPUとグラフィックボード、そしてメモリの全てが高性能である必要があります。

Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3DとGeForce RTX 5080の組み合わせなら、複雑なモーショングラフィックスもスムーズにプレビューできますし、レンダリング時間も大幅に短縮されます。

プロレベルのクオリティを目指すなら、ハイエンド構成を検討する価値があるでしょう。

音声処理とオーディオ環境

音声処理とオーディオ環境

音声編集ソフトとの連携

動画のクオリティは、映像だけでなく音声も重要です。

Adobe AuditionやAudacityといった音声編集ソフトを使って、ノイズ除去やイコライザー調整、音量の正規化などを行うことで、視聴者にとって聞きやすい音声に仕上げられます。

音声編集ソフトは、動画編集ソフトほど高性能なPCを必要としませんが、リアルタイムでエフェクトをプレビューする場合は、CPUの性能が効いてきます。

YouTuber向けPCなら、音声編集も快適にこなせますし、動画編集と並行して作業することもできます。

マイクとオーディオインターフェース

音声のクオリティを高めるには、PCの性能だけでなく、マイクとオーディオインターフェースも重要です。

コンデンサーマイクやダイナミックマイクを使い、オーディオインターフェースを経由してPCに接続することで、クリアな音声を収録できます。

オーディオインターフェースは、USB接続が一般的ですが、低遅延を求めるならThunderbolt接続のモデルを選ぶと良いでしょう。

Core Ultra 200シリーズはThunderbolt 4を内蔵しているため、高速なオーディオデータ転送が可能です。

音声のリアルタイム処理

ライブ配信中に音声をリアルタイムで処理する場合、VST(Virtual Studio Technology)プラグインを使ったエフェクト処理が一般的です。

コンプレッサーやリバーブ、ディエッサーなどのエフェクトをリアルタイムでかけることで、プロレベルの音質を実現できます。

VSTプラグインの処理は、CPUに負荷がかかるため、マルチコア性能が高いCPUを選ぶことが重要です。

Ryzen 9 9950X3DやCore Ultra 9 285Kなら、複数のVSTプラグインを同時に使用しても、レイテンシーを感じることなく配信できます。

結局どの構成を選ぶべきか

結局どの構成を選ぶべきか

予算と用途で決める

YouTuber向けPCを選ぶ際、最も重要なのは予算と用途のバランスです。

フルHD動画をメインに編集するなら、エントリーモデルの構成で十分ですし、4K動画を本格的に扱うならミドルレンジモデル、8K動画や3DCGを扱うならハイエンドモデルが必要になります。

予算が限られている場合は、まずCPUとメモリに投資し、グラフィックボードは後からアップグレードするという選択肢もあります。

ストレージも、最初は1TBから始めて、必要に応じて追加していけば、初期費用を抑えられます。

BTOパソコンか自作PCか

BTOパソコンと自作PCのどちらを選ぶかは、自分のスキルと時間によって決まります。

自作PCは、パーツを自由に選べる楽しさがありますし、コストを抑えられる場合もありますが、組み立てやトラブルシューティングに時間がかかります。

BTOパソコンは、保証が充実しており、初期不良やトラブルが発生しても安心です。

特にメモリやストレージ、CPUクーラー、ケースなどを人気メーカーから選べるBTOショップを利用すれば、自作PCに近い自由度を持ちながら、保証も受けられるため、初めて高性能PCを購入する方にはおすすめです。

長期的な視点で考える

YouTuber向けPCは、長期間使い続けることを前提に選ぶべきです。

初期投資は高くなりますが、快適な編集環境が手に入れば、作業効率が向上し、より多くのコンテンツを制作できます。

結果的に、投資した金額以上の価値を生み出せるはずです。

パーツのアップグレードも視野に入れて、拡張性の高い構成を選びましょう。

メモリスロットに余裕があるマザーボード、複数のM.2スロットを持つマザーボード、大型のグラフィックボードが搭載できるケースなど、将来的なアップグレードを見越した選択が重要です。

よくある質問

よくある質問

YouTuber向けPCは普通のゲーミングPCと同じですか?

YouTuber向けPCとゲーミングPCは、似ている部分もありますが、重視するポイントが異なります。

ゲーミングPCはグラフィックボードの性能を最優先しますが、YouTuber向けPCはCPUのマルチコア性能とメモリ容量、ストレージの速度を重視します。

動画編集では、CPUの性能が全体の快適さを左右するため、CPUに予算を割くべきでしょう。

メモリは32GBで足りますか?

4K動画の編集をメインに行うなら、32GBでも十分な場合が多いですが、After Effectsで複雑なモーショングラフィックスを作成したり、複数のアプリケーションを同時起動したりする場合は、64GBにアップグレードした方が快適です。

予算に余裕があるなら、最初から64GBを選んでおくと、後々の不満を避けられます。

グラフィックボードはRadeonでも大丈夫ですか?

Radeon RX 90シリーズも動画編集に使えますが、Adobe製品やDaVinci ResolveのGPUアクセラレーションはGeForceに最適化されている部分が多く、NVENCエンコーダーの存在も含めて、YouTuber向けPCではGeForce RTX 50シリーズを選ぶのが無難です。

現時点では、GeForce RTX 5070TiまたはRTX 5070を選んでおけば、動画編集における不満はほとんど感じないでしょう。

ストレージはGen.5 SSDを選ぶべきですか?

PCIe Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の読込速度を実現しますが、発熱が非常に高く価格も高額なため、コストパフォーマンスを考えるとGen.4で十分に快適な編集環境を構築できます。

Gen.4 SSDでも、7,000MB/s前後の読み書き速度があれば、4K動画の編集で不満を感じることはありません。

BTOパソコンを購入する際の注意点は?

BTOパソコンを購入する際は、メモリやストレージ、CPUクーラー、ケースなどを人気メーカーから選べるショップを利用しましょう。

特にメモリはMicron(Crucial)やGSkill、ストレージはWDやCrucial、CPUクーラーはDEEPCOOLやNoctuaといった信頼性の高いメーカーを指定できると、長期間安定した動作が期待できます。

また、電源ユニットの容量も確認し、将来的なアップグレードを見越して余裕のある容量を選びましょう。

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