フルHD ゲーミングPC メモリ容量は本当に32GB必要?

目次

フルHDゲーミングにおけるメモリ容量の結論

フルHDゲーミングにおけるメモリ容量の結論

32GBは必要か、16GBで十分か

フルHDでのゲーミング用途なら、32GBを選ぶべきです

16GBでも多くのゲームは動作しますが、快適性と将来性を考えると32GBが最適解になります。

私自身、長年PCパーツを見てきた経験から断言できますが、メモリ不足によるパフォーマンス低下は体感できるレベルで発生してしまいますよね。

16GBで問題ないという意見も確かに存在します。

しかし実際のゲームプレイ環境を考えると、ゲームだけを起動して他のアプリケーションを一切動かさないという状況は現実的ではありません。

Discordでボイスチャットをしながら、ブラウザでゲーム攻略情報を調べ、配信ソフトを立ち上げている方もいるのではないでしょうか。

最新のゲームタイトルを見ると、推奨スペックで16GBを要求するタイトルが当たり前になっています。

推奨スペックというのは「快適に動作する最低ライン」を意味しており、余裕を持った動作環境ではありません。

GeForce RTX5070やRadeon RX 9070XTといった最新グラフィックボードの性能を最大限引き出すためにも、メモリ容量は重要な要素となるわけです。

メモリ不足が引き起こす具体的な問題

メモリが不足すると、システムはストレージをメモリの代わりに使用する仮想メモリ機能を使い始めます。

PCIe Gen.5 SSDの読込速度が14,000MB/s超を実現していても、DDR5-5600メモリの帯域幅は約44,800MB/sに達しており、SSDとメモリでは速度に3倍以上の差があることが分かっています。

仮想メモリへのスワップが発生すると、ゲーム中に突然フレームレートが落ち込んだり、ロード時間が異常に長くなったりする現象が起きます。

特にオープンワールド系のゲームでは、広大なマップデータを常時メモリに展開しているため、メモリ不足の影響を受けやすい傾向にあるのです。

最新ゲームタイトルのメモリ使用状況

最新ゲームタイトルのメモリ使用状況

AAAタイトルの実測データ

最新のAAAタイトルにおけるメモリ使用量を実測すると、想像以上にメモリを消費していることに驚かされます。

例えばオープンワールドRPGの大作では、ゲーム本体だけで12GB~14GBのメモリを使用するケースも珍しくありません。

ここにWindows OSのシステム使用分として約4GB、バックグラウンドで動作する各種サービスやセキュリティソフトで1GB~2GB、さらにDiscordやブラウザを起動していれば追加で2GB~3GBが必要になります。

合計すると19GB~23GBに達してしまい、16GBでは明らかに容量不足になる計算です。

ゲームジャンル ゲーム本体使用量 OS+常駐ソフト Discord+ブラウザ 合計使用量
オープンワールドRPG 12~14GB 4~5GB 2~3GB 18~22GB
FPS/バトルロイヤル 10~12GB 4~5GB 2~3GB 16~20GB
MMORPG 8~11GB 4~5GB 2~3GB 14~19GB
レーシングゲーム 9~13GB 4~5GB 2~3GB 15~21GB

配信や録画を行う場合の追加負荷

ゲームプレイを配信したり録画したりする方もいると思います。

OBS StudioやGeForce Experienceなどの配信・録画ソフトは、エンコード処理のためにメモリを追加で消費するのです。

配信設定にもよりますが、フルHD60fpsでの配信なら2GB~4GBのメモリが追加で必要になります。

この状況で16GBメモリを使用していると、確実にメモリ不足に陥ります。

配信中にゲームがカクついたり、エンコードエラーが発生したりするのは、メモリ不足が原因であるケースが非常に多いのです。

配信者として活動するなら、32GBは必須と考えた方がいいでしょう。

メモリ容量とゲーミング性能の関係

メモリ容量とゲーミング性能の関係

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54MH

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54MH
【ZEFT Z54MH スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54MH

パソコンショップSEVEN ZEFT R66F

パソコンショップSEVEN ZEFT R66F
【ZEFT R66F スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R66F

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Y

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Y
【ZEFT Z56Y スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースINWIN A1 PRIME ピンク
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860I WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Y

パソコンショップSEVEN ZEFT Z59Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z59Q
【ZEFT Z59Q スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースCorsair FRAME 4000D RS ARGB Black
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ Corsair製 水冷CPUクーラー NAUTILUS 360 RS ARGB Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Corsair製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z59Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DJ

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DJ
【ZEFT Z55DJ スペック】
CPUIntel Core i7 14700F 20コア/28スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.10GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5150Gbps/4900Gbps WD製)
ケースINWIN A1 PRIME ピンク
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B760 チップセット ASUS製 ROG Strix B760-I GAMING WIFI
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DJ

フレームレートへの影響

メモリ容量が直接的にフレームレートを向上させるわけではありません。

しかしメモリ不足によってフレームレートが低下する現象は確実に発生します。

これは一見矛盾しているように感じるかもしれませんが、メモリは「ボトルネックを作らないための要素」として機能していると考えるとよいかと思います。

GeForce RTX5070TiやCore Ultra 7 265Kといった高性能パーツを搭載していても、メモリが不足していればその性能を発揮できません。

CPUとGPUが高速に処理を行うためには、必要なデータが常にメモリ上に展開されている必要があるのです。

メモリ不足でストレージからのデータ読み込みが頻発すれば、待ち時間が発生してフレームレートが低下してしまいますよね。

ロード時間の短縮効果

メモリ容量に余裕があると、ゲームは積極的にデータをメモリにキャッシュします。

一度読み込んだマップデータやテクスチャデータをメモリ上に保持しておくことで、再度同じエリアに戻った際のロード時間を大幅に短縮できるわけです。

PCIe Gen.4 SSDを使用していても、メモリからの読み込みと比較すれば速度は劣ります。

メモリ容量が16GBしかない場合、キャッシュ用に使える容量が限られるため、頻繁にストレージからの再読み込みが発生してしまうのです。

32GBあれば、より多くのデータをメモリ上に保持できるため、ロード時間の短縮につながります。

DDR5メモリの価格動向と購入タイミング

DDR5メモリの価格動向と購入タイミング

32GBと16GBの価格差

DDR5メモリの価格は発売当初と比較して大幅に下落しました。

DDR5-5600規格の32GB(16GB×2枚)は、信頼性の高いMicron(Crucial)製やGSkill製でも1万5千円~2万円程度で購入できる価格帯に落ち着いています。

16GB(8GB×2枚)との価格差は約8千円~1万円程度です。

ゲーミングPC全体の予算が15万円~20万円であることを考えると、この価格差で得られる快適性と将来性は非常に大きいといえます。

後からメモリを増設する手間やリスクを考えると、最初から32GBを選択しない手はありませんね。

メモリ価格の今後の見通し

メモリ価格は半導体市場の需給バランスによって変動します。

DDR5への移行が完全に進んだことで、製造ラインもDDR5に最適化され、生産効率が向上しているのです。

この傾向は今後も続くと予想しています。

ただし半導体不足や地政学的リスクによって、突然価格が高騰する可能性もゼロではありません。

現在の価格水準は比較的安定しており、購入を検討しているなら今が適切なタイミングといえるでしょう。

「もっと安くなるまで待とう」と考えて購入を先延ばしにすると、逆に価格が上昇してしまうリスクもあるわけです。


BTOパソコンでのメモリ選択

BTOパソコンでのメモリ選択

標準構成とカスタマイズの判断

BTOパソコンを購入する際、標準構成では16GBメモリが搭載されているモデルが多く見られます。

これは価格を抑えて購入しやすくするための戦略ですが、ゲーミング用途では不十分です。

必ず32GBへのカスタマイズを選択すべきです

BTOショップによっては、メモリメーカーを選択できるオプションを提供しています。

Micron(Crucial)、GSkill、Samsungといった信頼性の高いメーカーを選べるショップを選ぶことが重要です。

安価な無名メーカーのメモリは、動作が不安定になったり、相性問題が発生したりするリスクがあります。

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT R61BW

パソコンショップSEVEN ZEFT R61BW
【ZEFT R61BW スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M Pro-A WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61BW

パソコンショップSEVEN ZEFT R65Z

パソコンショップSEVEN ZEFT R65Z
【ZEFT R65Z スペック】
CPUAMD Ryzen5 8500G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R65Z

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FS

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FS
【ZEFT R60FS スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9060XT (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60FS

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580E/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580E/S9
【SR-ar5-5580E/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen5 8600G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580E/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT R58DB

パソコンショップSEVEN ZEFT R58DB
【ZEFT R58DB スペック】
CPUAMD Ryzen5 7600 6コア/12スレッド 5.10GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7400Gbps/7000Gbps Crucial製)
ケースDeepCool CH510 ホワイト
マザーボードAMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R58DB

デュアルチャネル構成の重要性

メモリは必ずデュアルチャネル構成で使用しましょう。

32GBを実現する方法として、32GB×1枚という選択肢もありますが、これは絶対に避けたいですよね。

デュアルチャネルで動作させることで、メモリ帯域幅が2倍になり、システム全体のパフォーマンスが向上するのです。

正しい構成は16GB×2枚です。

BTOパソコンのカスタマイズ画面で「32GB(16GB×2)」という表記を確認してから注文しましょう。

稀に「32GB(32GB×1)」という構成を選択できるショップもありますが、これは性能面で大きく損をする選択になります。

メモリ構成 総容量 チャネル 帯域幅 ゲーミング性能 推奨度
16GB×2枚 32GB デュアル 約89.6GB/s 最適
32GB×1枚 32GB シングル 約44.8GB/s 不十分 ×
8GB×2枚 16GB デュアル 約89.6GB/s 容量不足
8GB×4枚 32GB デュアル 約89.6GB/s 最適

将来性を考慮したメモリ選択

将来性を考慮したメモリ選択

3年後のゲーム環境を見据える

ゲーミングPCは一度購入したら3年~5年は使い続けることが一般的です。

現時点で16GBが何とか足りているとしても、3年後のゲーム環境では完全に不足する可能性が高いのです。

ゲームの要求スペックは年々上昇しており、この傾向が止まる兆しはありません。

Unreal Engine 5を使用した次世代ゲームでは、より高精細なテクスチャや複雑な物理演算が実装されています。

これらの処理には大量のメモリが必要であり、16GBでは推奨スペックを満たせないタイトルが増加していくでしょう。

32GBを選択しておけば、少なくとも3年間は安心してゲームを楽しめます。

人気PCゲームタイトル一覧


ゲームタイトル 発売日 推奨スペック 公式
URL
Steam
URL
Street Fighter 6 / ストリートファイター6 2023/06/02 プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ
2025/02/28 プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ
2020/11/05 プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン
2024/10/25 プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
黒神話:悟空 2024/08/20 プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750
公式 steam
メタファー:リファンタジオ 2024/10/11 プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
Call of Duty: Black Ops 6 2024/10/25 プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT
メモリー: 12 GB RAM
公式 steam
ドラゴンボール Sparking! ZERO 2024/10/11 プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64
メモリ: 16 GB RAM
公式 steam
ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE 2024/06/21 プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー
2024/07/02 プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Cities: Skylines II 2023/10/25 プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ドラゴンズドグマ 2 2024/03/21 プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700
メモリー: 16 GB
公式 steam
サイバーパンク2077:仮初めの自由 2023/09/26 プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ホグワーツ・レガシー 2023/02/11 プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
TEKKEN 8 / 鉄拳8 2024/01/26 プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Palworld / パルワールド 2024/01/19 プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070
メモリー: 32 GB RAM
公式 steam
オーバーウォッチ 2 2023/08/11 プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ:サンブレイク
2022/01/13 プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
BIOHAZARD RE:4 2023/03/24 プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
デッドバイデイライト 2016/06/15 プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Forza Horizon 5 2021/11/09 プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam

メモリ増設のリスクと手間

「最初は16GBで購入して、足りなくなったら増設すればいい」という考え方もあります。

しかし実際にメモリ増設を行うと、予想外のトラブルに遭遇する場合もありますが、手間を考えると充分に最初から32GBで不満は感じません。

メモリには相性問題が存在します。

後から別のメーカーやロットのメモリを追加すると、システムが不安定になったり、起動しなくなったりするケースがあるのです。

同じメーカーの同じ型番でも、製造時期が異なればチップの仕様が変わっていることもあります。

こうしたリスクを避けるためにも、最初から必要な容量を搭載しておくべきなのです。

特殊な用途における考慮点

特殊な用途における考慮点

ゲーム配信と動画編集の同時進行

ゲームをプレイしながら配信を行い、さらに録画データを後で編集するという使い方をする方もいるでしょう。

この場合、32GBでも不足する可能性があります。

動画編集ソフトは大量のメモリを消費するため、本格的な編集作業を行うなら64GBへの増設も検討する価値があるのです。

ただしフルHDでのゲーミングが主目的であれば、32GBで充分に対応できます。

動画編集は別の時間帯に行う、ゲーム配信は行うが編集は軽めの作業に留めるといった使い方なら、32GBで問題ありません。

自分の使用スタイルを明確にして判断しましょう。

MOD導入による追加メモリ需要

PCゲームの魅力の一つがMOD(モディフィケーション)です。

ゲームに追加コンテンツや改造を加えることで、より深く楽しめます。

しかし大量のMODを導入すると、メモリ使用量が大幅に増加してしまいますよね。

特にテクスチャを高解像度化するMODや、新しいオブジェクトを大量に追加するMODは、メモリを大量に消費します。

MODを積極的に使用する予定があるなら、32GBは必須です。

16GBではMODを入れた途端にクラッシュが頻発したり、ロード時間が異常に長くなったりする可能性が高くなります。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XK

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XK
【ZEFT Z55XK スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XK

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56C

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56C
【ZEFT Z56C スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56C

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54A

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54A
【ZEFT Z54A スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54A

パソコンショップSEVEN SR-ii7-7660A/S9

パソコンショップSEVEN SR-ii7-7660A/S9
【SR-ii7-7660A/S9 スペック】
CPUIntel Core i7 14700K 20コア/28スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7300Gbps/6800Gbps Crucial製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット500W 80Plus STANDARD認証 電源ユニット (Thermaltake製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ii7-7660A/S9

CPUとGPUのバランスとメモリ容量

CPUとGPUのバランスとメモリ容量

ハイエンド構成でのメモリの重要性

Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3DといったハイエンドCPUに、GeForce RTX5080やRadeon RX 9070XTを組み合わせた構成を選ぶなら、メモリで妥協するのは本末転倒です。

高性能なCPUとGPUの能力を最大限引き出すには、充分なメモリ容量が不可欠なのです。

これらのハイエンドパーツは、複雑な演算処理を高速に実行できます。

しかしメモリが不足していれば、処理に必要なデータをメモリに展開できず、結果的に性能を発揮できません。

20万円以上の予算をかけてハイエンド構成を組むなら、メモリは32GB以上を選択すべきでしょう。


ミドルレンジ構成でも32GBは有効

Core Ultra 5 235やRyzen 7 9700Xといったミドルレンジ構成でも、32GBメモリは有効です。

「ミドルレンジCPUなら16GBで充分」という考え方は誤りといえます。

メモリ容量はCPUの性能とは独立した要素であり、ゲームやアプリケーションが必要とする容量は変わらないからです。

むしろミドルレンジ構成こそ、メモリ容量を確保することで全体的なバランスが向上します。

CPUやGPUのグレードを一段下げてでも、メモリは32GBを確保した方が、実際の使用感は良くなるケースが多いのです。

予算配分を考える際は、メモリを削る選択肢は最後に検討すべきでしょう。

メモリ以外のパーツとの予算配分

メモリ以外のパーツとの予算配分

優先順位の付け方

ゲーミングPC全体の予算が限られている場合、どのパーツにどれだけ予算を割り振るかが悩ましいところ。

フルHDゲーミングを目的とするなら、優先順位は以下のようになります。

  1. GPU(グラフィックボード)はゲーミング性能に最も影響するため最優先です。
    GeForce RTX5070やRadeon RX 9070XT以上を選びましょう。
  2. メモリは32GBを確保することが重要です。
    ここを削ると後悔する可能性が高くなります。
  3. CPUはミドルレンジで充分です。
    Core Ultra 7 265KやRyzen 7 9700Xあたりが最適でしょう。
  4. ストレージはPCIe Gen.4 SSDの1TB以上を選べば問題ありません。
    Gen.5は価格が高く、体感差も小さいため優先度は低いです。
  5. CPUクーラーは空冷で充分ですが、静音性を重視するなら水冷も選択肢に入ります。

削ってはいけない部分

予算を抑えるために削減を検討する際、メモリ容量を16GBにするのは避けるべきです。

前述の通り、メモリ不足は確実に体感できる性能低下を引き起こします。

それよりもCPUを一段グレードダウンさせたり、ケースをシンプルなものにしたりする方が、実用上の影響は小さいのです。

例えばCore Ultra 9 285KからCore Ultra 7 265Kに変更すれば、約2万円の予算が浮きます。

この差額でメモリを16GBから32GBにアップグレードできるわけです。

ゲーミング性能への影響を考えると、CPUのグレードダウンよりもメモリ不足の方が深刻な問題を引き起こします。

実際の購入事例とユーザーの声

実際の購入事例とユーザーの声

16GBで後悔したケース

実際に16GBメモリでゲーミングPCを購入して後悔したという声は多く聞かれます。

「最初は問題なかったが、半年後には明らかに動作が重くなった」「新作ゲームをプレイしようとしたら、推奨スペックを満たしていなかった」といった不満が本音ではないでしょうか。

特に配信を始めようとした際に、メモリ不足が致命的な問題になるケースが目立ちます。

ゲームと配信ソフトを同時に動かすと、16GBでは完全に容量不足になるのです。

結局メモリを買い足すことになり、最初から32GBにしておけば良かったと後悔する方が多いのが実情です。

32GBで満足しているケース

一方で32GBメモリを選択したユーザーからは、高い満足度の声が聞かれます。

「複数のアプリケーションを同時に起動しても快適」「最新ゲームでもメモリ不足を感じたことがない」「配信しながらのゲームプレイも余裕」といったポジティブな評価が多いのです。

正直ここまで快適だとは思っていませんでしたという声もあります。

メモリ容量に余裕があることで、システム全体の動作が安定し、予期しないフリーズやクラッシュが減少するのです。

ストレスフリーなゲーミング環境を実現できて初めて「快適なゲーミングPC」といえるのです。

メモリ選択の最終判断基準

メモリ選択の最終判断基準

16GBを選んでも良いケース

ここまで32GBを推奨してきましたが、16GBでも問題ないケースも存在します。

それは予算が極めて限られており、かつゲーム以外の用途をほとんど行わない場合です。

Discordやブラウザなどのバックグラウンドアプリケーションを一切起動せず、純粋にゲームだけをプレイするなら、16GBでも何とか対応できるでしょう。

ただしこの場合でも、将来的なメモリ増設を前提とした構成にしておく必要があります。

マザーボードのメモリスロットが4つあり、16GB(8GB×2枚)で2スロットを使用している状態なら、後から16GBを追加して32GBにできます。

最初から2スロットしかないマザーボードで16GB×2枚を使用してしまうと、増設の余地がなくなるため注意が必要です。

32GBを強く推奨するケース

以下のいずれかに該当するなら、32GBは必須といえます。

まず配信や録画を行う予定がある場合です。

そして複数のアプリケーションを同時に使用する場合も該当します。

さらにMODを積極的に導入する予定がある場合や、動画編集などゲーム以外の用途も行う場合も32GBが必要です。

また3年以上の長期使用を前提としている場合も、32GBを選ぶべきでしょう。

ゲームの要求スペックは確実に上昇していくため、現時点で16GBがギリギリ足りていても、2年後には完全に不足する可能性が高いのです。

長期的な視点で考えれば、32GBへの投資は決して無駄にはなりません。

DDR5メモリの性能特性

DDR5メモリの性能特性

DDR5-5600の実力

現在主流のDDR5-5600は、DDR4-3200と比較して約1.75倍の帯域幅を実現しています。

理論上の転送速度は44.8GB/sに達し、データ集約的な処理において大きなアドバンテージを持つのです。

ゲーミング用途では、この高帯域幅がフレームレートの安定性向上に寄与します。

特にCore Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズといった最新CPUは、DDR5メモリの高帯域幅を前提に設計されています。

これらのCPUとDDR5メモリを組み合わせることで、システム全体のパフォーマンスが最適化されるわけです。

DDR4からDDR5への移行は、単なる規格変更ではなく、性能面での明確な進化といえます。

オーバークロックメモリの必要性

DDR5メモリには、DDR5-6000やDDR5-7200といったオーバークロック仕様の製品も存在します。

これらは標準のDDR5-5600よりも高速ですが、フルHDゲーミング用途では必要性は低いでしょう。

価格が大幅に高くなる割に、体感できる性能向上は限定的だからです。

オーバークロックメモリが真価を発揮するのは、4K解像度でのゲーミングや、プロフェッショナルな動画編集、3Dレンダリングといった用途です。

フルHDゲーミングが主目的なら、標準的なDDR5-5600で充分な性能が得られます。

予算をオーバークロックメモリに使うよりも、容量を32GBに増やす方が実用的な効果が大きいのです。

システム全体の最適化とメモリ

システム全体の最適化とメモリ

Windowsのメモリ管理

Windows OSは利用可能なメモリ容量に応じて、メモリ管理戦略を変更します。

メモリに余裕がある場合、積極的にファイルキャッシュを行い、アプリケーションの起動速度やファイルアクセス速度を向上させるのです。

32GBのメモリがあれば、Windowsはより効率的なメモリ管理を実行できます。

逆にメモリが不足している場合、Windowsは常にメモリの空き容量を確保しようとします。

バックグラウンドアプリケーションを強制終了したり、ファイルキャッシュを削除したりする動作が頻繁に発生し、システム全体のレスポンスが低下してしまいますよね。

充分なメモリ容量を確保することは、Windowsが本来の性能を発揮するための基本条件なのです。

ゲームの最適化設定とメモリ

多くの最新ゲームには、テクスチャ品質やシャドウ品質といったグラフィック設定があります。

これらの設定を高くすると、より多くのメモリが必要になります。

16GBメモリの環境では、グラフィック設定を下げざるを得ない場合があるのです。

32GBメモリがあれば、グラフィック設定を最高品質にしても余裕があります。

せっかくGeForce RTX5070TiやRadeon RX 9070XTといった高性能GPUを搭載しているのに、メモリ不足でグラフィック設定を下げるのは非常にもったいない話です。

ハードウェアの性能を最大限活用するためにも、メモリ容量は重要な要素となります。

具体的な推奨構成例

具体的な推奨構成例

予算15万円のバランス型構成

予算15万円でフルHDゲーミングPCを組む場合、以下のような構成が推奨されます。

CPUはCore Ultra 5 235またはRyzen 5 9600を選択し、GPUはGeForce RTX5060TiまたはRadeon RX 9060XTを搭載します。

メモリは必ず32GB(16GB×2枚)のDDR5-5600を選びましょう。

ストレージはPCIe Gen.4 SSDの1TBで充分です。

CPUクーラーは空冷で問題ありません。

ケースはスタンダードなエアフロー重視のモデルを選べば、冷却性能と価格のバランスが取れます。

この構成なら、フルHD解像度で最新ゲームを高設定で快適にプレイできるでしょう。

予算20万円のハイパフォーマンス構成

予算20万円まで引き上げられるなら、より快適なゲーミング環境が実現できます。

CPUはCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xにアップグレードし、GPUはGeForce RTX5070またはRadeon RX 9070XTを選択しましょう。

メモリは同じく32GB(16GB×2枚)のDDR5-5600です。

ストレージは2TBに増量することで、複数のゲームをインストールしても余裕があります。

CPUクーラーは大型の空冷クーラーまたは簡易水冷クーラーを選ぶことで、冷却性能と静音性が向上するのです。

ケースはピラーレスケースや木製パネルケースなど、デザイン性の高いモデルも選択肢に入ります。

予算帯 CPU GPU メモリ ストレージ 総合評価
15万円 Core Ultra 5 235 / Ryzen 5 9600 RTX5060Ti / RX 9060XT 32GB DDR5-5600 1TB Gen.4 SSD フルHD高設定で快適
20万円 Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X RTX5070 / RX 9070XT 32GB DDR5-5600 2TB Gen.4 SSD フルHD最高設定で余裕
25万円 Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D RTX5070Ti / RX 9070XT 32GB DDR5-5600 2TB Gen.5 SSD フルHD完璧+配信も快適

メモリ容量と電力消費

メモリ容量と電力消費

DDR5メモリの消費電力

DDR5メモリはDDR4と比較して、動作電圧が1.35Vから1.1Vに低下しています。

これにより消費電力が削減され、発熱も抑えられているのです。

32GBのDDR5メモリを搭載しても、システム全体の消費電力への影響は限定的といえます。

16GBから32GBに増量した場合の消費電力増加は、わずか5W~8W程度です。

この程度の増加なら、電気代への影響もほとんど無視できるレベルでしょう。

メモリ容量を増やすことによる消費電力の心配をする必要はほとんどないでしょう。

システム全体の電力バランス

ゲーミングPCの消費電力で最も大きな割合を占めるのは、GPUとCPUです。

GeForce RTX5070は200W前後、Core Ultra 7 265Kは150W前後の電力を消費します。

これに対してメモリの消費電力は32GBでも15W程度であり、全体から見れば非常に小さい割合なのです。

電源ユニットの容量を選ぶ際も、メモリ容量の違いを考慮する必要はありません。

フルHDゲーミングPCなら、650W~750Wの電源ユニットで充分です。

メモリを16GBから32GBに増やしたからといって、電源容量を上げる必要はないわけです。

メモリエラーとトラブルシューティング

メモリエラーとトラブルシューティング

メモリエラーの兆候

メモリに問題がある場合、様々な症状が現れます。

ゲーム中に突然クラッシュする、ブルースクリーンが頻発する、ファイルが破損する、システムが起動しないといった症状が代表的です。

これらの症状が出た場合、メモリエラーを疑う必要があります。

Windowsには「Windowsメモリ診断」という標準ツールが搭載されています。

このツールを使用することで、メモリに物理的な問題がないかをチェックできるのです。

定期的にメモリ診断を実行することで、問題を早期に発見できます。

信頼性の高いメモリメーカー

メモリエラーを避けるためには、信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことが重要です。

Micron(Crucial)、GSkill、Samsungといったメーカーは、品質管理が徹底されており、不良品率が低いことが分かっています。

BTOパソコンを購入する際も、メモリメーカーを選択できるショップを選びましょう。

「メモリメーカーおまかせ」という選択肢は、コストを抑えられる反面、品質面でのリスクがあります。

数千円の差額で安心を買えるなら、信頼性の高いメーカーを指定した方が賢明です。

ゲームジャンル別のメモリ使用傾向

ゲームジャンル別のメモリ使用傾向

オープンワールドゲームの特性

オープンワールドゲームは、広大なマップを自由に探索できる魅力がありますが、その分メモリ使用量も多くなります。

マップデータ、建物のテクスチャ、NPCの情報、天候システムなど、膨大なデータを常時メモリに展開しているからです。

最新のオープンワールドゲームでは、12GB~14GBのメモリを使用するタイトルも珍しくありません。

16GBメモリでは、OSやバックグラウンドアプリケーションの分を考慮すると、明らかに不足します。

オープンワールドゲームを快適にプレイするなら、32GBは必須といえるでしょう。

競技性の高いFPSゲームの特性

FPSやバトルロイヤルゲームは、オープンワールドゲームと比較するとメモリ使用量は控えめです。

マップサイズが限定されており、プレイヤー数も制限されているため、10GB~12GB程度で動作するタイトルが多いのです。

しかし競技性の高いFPSでは、フレームレートの安定性が極めて重要になります。

メモリ不足によるフレームドロップは、勝敗に直結する致命的な問題です。

プロゲーマーやランクマッチで上位を目指すプレイヤーにとって、32GBメモリによる安定性向上は大きなアドバンテージになります。

MMORPGの特殊な要求

MMORPGは多数のプレイヤーが同時に接続するため、独特のメモリ使用パターンを示します。

街中など人が集まる場所では、他のプレイヤーキャラクターの情報を大量にメモリに読み込む必要があるのです。

この際に一時的にメモリ使用量が急増します。

16GBメモリでMMORPGをプレイしていると、人が多い場所に移動した瞬間にカクつきが発生したりするかもしれません。

32GBメモリがあれば、こうした一時的なメモリ使用量の急増にも余裕を持って対応できます。

長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを維持できるのです。

メモリ容量と体感速度の関係

メモリ容量と体感速度の関係

アプリケーション起動速度

メモリ容量に余裕があると、Windowsは頻繁に使用するアプリケーションのデータをメモリにキャッシュします。

これにより、2回目以降のアプリケーション起動が劇的に速くなるのです。

ゲームランチャーやDiscord、ブラウザなどを頻繁に起動する場合、この効果を実感できるでしょう。

16GBメモリでは、キャッシュ用に使える容量が限られるため、この恩恵を充分に受けられません。

アプリケーションを起動するたびにストレージから読み込む必要があり、起動時間が長くなってしまいますよね。

32GBメモリなら、より多くのデータをキャッシュできるため、システム全体のレスポンスが向上します。

マルチタスク時の快適性

複数のアプリケーションを同時に使用する際、メモリ容量の違いが顕著に現れます。

ゲームをプレイしながら、ブラウザで攻略情報を調べ、Discordでボイスチャットをし、音楽プレイヤーで音楽を流すといった使い方は、現代のゲーマーにとって当たり前になっています。

16GBメモリでこうしたマルチタスクを行うと、アプリケーション間の切り替えに遅延が発生したり、バックグラウンドのアプリケーションが強制終了されたりします。

32GBメモリなら、すべてのアプリケーションが快適に動作し、ストレスフリーな環境が実現できるのです。

結論:フルHDゲーミングPCには32GBが最適解

結論:フルHDゲーミングPCには32GBが最適解

投資対効果の高さ

フルHDゲーミングPCにおいて、メモリを16GBから32GBに増やすコストは約1万円です。

この投資で得られる快適性の向上、将来性の確保、トラブル回避のメリットは、コストを大きく上回る価値があります。

ゲーミングPC全体の予算から見れば、わずか5~7%程度の追加投資なのです。

他のパーツと比較しても、メモリ容量の増加は最もコストパフォーマンスの高い改善策といえます。

CPUを一段階上のグレードにアップグレードするには3万円~5万円必要ですが、体感できる性能向上は限定的です。

それに対してメモリを32GBにすることで得られる快適性は、確実に体感できるレベルなのです。

長期的な満足度

ゲーミングPCは高額な買い物であり、長期間使用することを前提に購入します。

購入時点での性能だけでなく、3年後、5年後も快適に使えるかを考慮する必要があるのです。

メモリ容量は、将来性を左右する重要な要素といえます。

16GBメモリで購入して1年後に不足を感じ、メモリを買い足すことになれば、結局は32GBにするよりも高くつきます。

相性問題のリスクや、増設作業の手間も考えると、最初から32GBを選択することが最も合理的な判断なのです。

フルHDゲーミングPCのメモリ容量は、迷わず32GBを選びましょう

よくある質問

よくある質問

16GBでも動くゲームが多いのに、なぜ32GB必要なのですか

ゲーム単体では16GBで動作しても、実際の使用環境ではOSやバックグラウンドアプリケーションも同時に動作しています。

これらを含めた総メモリ使用量を考えると、16GBでは不足するケースが多いのです。

また将来的なゲームの要求スペック上昇を考えると、32GBが安全な選択といえます。

メモリは後から増設できるので、最初は16GBでも良いのでは

理論上は可能ですが、メモリには相性問題が存在します。

後から別のメーカーやロットのメモリを追加すると、システムが不安定になるリスクがあるのです。

最初から必要な容量を搭載しておく方が、トラブルを避けられます。

DDR5-6000などの高速メモリにすべきですか

フルHDゲーミング用途では、標準的なDDR5-5600で充分です。

高速メモリは価格が大幅に高くなる割に、体感できる性能向上は限定的といえます。

予算を高速メモリに使うよりも、容量を32GBに増やす方が実用的な効果が大きいでしょう。

配信をしない場合でも32GB必要ですか

配信をしない場合でも、32GBを推奨します。

最新ゲームのメモリ使用量は増加傾向にあり、ゲーム本体だけで12GB以上使用するタイトルも存在するからです。

OSやバックグラウンドアプリケーションの分を考慮すると、16GBでは余裕がありません。

BTOパソコンで標準が16GBの場合、カスタマイズすべきですか

必ずカスタマイズして32GBにすべきです。

BTOパソコンの標準構成は価格を抑えるために最小限の構成になっていることが多いのです。

ゲーミング用途では、メモリは32GBが実質的な標準と考えましょう。

メモリメーカーはどこを選べば良いですか

Micron(Crucial)、GSkill、Samsungといった信頼性の高いメーカーを選びましょう。

これらのメーカーは品質管理が徹底されており、不良品率が低いことが分かっています。

BTOパソコンでメーカーを選択できる場合は、必ず指定することをおすすめします。

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